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山口琢磨のプロフィールや経歴は?エルマー・A・スペリー賞って何?

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出典:日本が誇るビジネス大賞

 

山口琢磨氏の功績が10月7日(水)放送の日本テレビ「1億人の大質問!?笑ってコラえて!」で取り上げられます。

タイセイ・エンジニアリング株式会社で社長を務めておられる山口氏は東京大学のご出身で、現在90歳。

今から5年前の2010年、輸送界のノーベル賞と言われる「エルマー・A・スペリー賞」を受賞した、日本が世界に誇る輸送界のエジソンです。

音楽・語学でもたぐいまれな才能を発揮し、「映画のように華麗な人生」とうたわれる半生の持ち主、山口琢磨氏とは、いったいどんな方なのでしょう?



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山口琢磨氏の略歴

 

  • 1925年(⼤正14) 島根県に生まれる
  • 旧制の松江中学、松江高校を卒業
  • 1946年(昭和21) 東京大学 第一工学部 船舶工学科へ進学
  • 東京大学卒業後、東京大学大学院へ進学
  • 結核を患い、6年にも及ぶ療養生活を送る

結核は、当時の日本においては治る見込みがほとんどない死病とされ、サナトリウムという特別な療養施設に隔離されるような時代背景がありました。

そんな中、山口氏は見事に復活を果たしたんですね。

後に世界の海上輸送に貢献することとなるわけですから、病気なんかに負けてはいられませんもんね!

輸送界のノーベル賞を受賞することになろうとは、このときの彼は知る由もなかったでしょうけれど・・・。

 

  • 1953年(昭和28) 財団法人(現在は一般社団法人)船舶設計協会の技師として防衛庁の警備艦設計に携わる
  • 1958年(昭和33) 仲間と共に現在のタイセイ・エンジニアリング株式会社を設立。設計部⻑として各種船舶設計を担当
  • 1985年(昭和60) タイセイ・エンジニアリング株式会社の代表取締役に就任
  • 2010年(平成22) 世界初の「押航〔おしこう〕船団連結装置(アーティカップル)」の開発でエルマー・A・スペリー賞を受賞
  • 2015年(平成27) 90歳になった今もタイセイ・エンジニアリング株式会社にて現役社長 兼 技術リーダーとして活躍中

 

 

エルマー・A・スペリー賞〔The Elmer A. Sperry Award〕を獲得した技術とは?

(出典:日本が誇るビジネス大賞)

 

港湾から波の荒い外海では、艀〔はしけ〕と押船〔おしぶね〕を使った輸送手段を使うことは不可能でしたが、これに目をつけ、限界に挑戦したのが山口氏でした。

 

それまでは、ロープでつないで、何とか波高3mくらいには対応していた。

しかし、港湾の外ではどうしても荒波でロープが切れてしまう。

そこで、ロープを使う方式に見切りをつけた。

連結には機械的な連結装置が必要だと思い、開発を始めた。

(談:山口琢磨氏)

 

他の追随を許さない製品が世界初の「押航船団連結装置(アーティカップル)」。

これは、2点支持による蝶番〔ちょうつがい〕動作で、荒波にも負けない対航性かつ高い経済性と安全性を実現し、これまでロープ連結のみに頼っていた押航航団の世界に新時代を開くこととなったのです。

 

続いてタイセイ・エンジニアリングでは3点支持式の連結装置「トリオフィクス」を開発し、イタリアの鉄鋼公社に採用されました。

 

これら2系統6機種の連結装置は、ほとんどの顧客ニーズをカバーするものとなりました。

 

 

難しい話を抜きにして要約すると、「海上輸送技術の向上に貢献した」わけなんですね。

アーティカップルやトリオフィクスが開発される以前は、船にロープをつないで船舶や艀を動かしていました。

しかし、ロープだと荒波で切れる恐れがあるのだそうです。

そのロープに代わる技術として、機械による連結装置を発明したのが山口氏だったわけですね。

 

機械式の連結装置においては、タイセイ・エンジニアリングは世界シェアなんと70%!!

競合はアメリカ国とフィンランドに各1社のみということです。

 

また、エルマー・A・スペリー賞受賞について⼭⼝⽒は、

 

結果としてこうなっただけ。

最初から将来を⾒通して事業戦略を決めたわけではない。

 

と話しています。

 

あくなき探究心のたまものということなんですね!



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山口琢磨氏ってどんな人?

 

学生時代の⼭⼝氏は戦艦・⼤和〔やまと〕に憧れを抱き、進学先に東大の船舶工学科を選んだといいます。

6年間の結核療養中も、一時たりとも無駄にすることはなく、興味のあった語学の習得に勤しんだそうです。

 

心折れることなく勉学に勤しむ・・・とてもマネできるものではないです。

私なんて、ちょっと頭痛がしただけで超凹んで寝込むというのにぃ。

 

そのかいあって、山口氏は英語・フランス語・ドイツ語・北欧語〔ほくおうご〕(ヨーロッパ北部で使われるゲルマン系の言語)・ロシア語に堪能だということです。

1961年にスウェーデンの小説家ペール・ファビアン・ラーゲルクヴィスト〔Pär Fabian Lagerkvist〕(1891~1974)の「地獄に降りたエレベーター」「刑吏 こびと(ノーベル賞受賞作品)」を翻訳しています。

 

 

エルマー・A・スペリー賞ってどんな賞?

 

世界的な運輸技術の革新に対して与えられる⽶国の賞で、運輸界のノーベル賞とも言われています。

アメリカの電気技術発明家エルマー・アンブローズ・スペリー〔Elmer Ambrose Sperry〕の功績を称えて設けられた賞なんですって。

 

  

さいごに

 

語学に堪能な山口氏ならではとも言えるでしょうが、タイセイ・エンジニアリングのホームページは全文が英語です。

興味のある方は翻訳&読破してみてくださいね!

(私は無理でした!)

 

住所と連絡先だけ抜き出してみました。

ご入用であれば、どうぞご利用ください。

 

タイセイ・エンジニアリング株式会社

〒103-0001

東京都中央区日本橋小伝馬町9−10

小伝馬町ビル

TEL:03-3667-6633

 

また、とある講演会で山口氏は、「潮⼒発電についても考えていただけたら」との要望に対し、「鳴⾨の渦潮を利⽤しないのはもったいない」と話しています。

東日本大震災では、原子力発電の恐ろしさが取りざたされました。

潮力(潮汐)発電・海流発電は、潮力・海流という自然のエネルギーを資源として利用するため、二酸化炭素を排出しない安心・安全な発電方法として、水力発電・風力発電・太陽電池などと共に、今、注目を浴びています。

海流の知識もある山口氏であれば、潮力や海流の利⽤について、何かイノベーティブなアイデアを打ち出してくれるのではないかと期待します。

 

 

連結装置の開発を陰で支えた2人の技術者

 

決して表舞台に立つことはないでしょうが、山口氏のエルマー・A・スペリー賞受賞を陰で支えた2人の機械技術者Mr.Hiwatari、Mr. Mogamiにも拍手を送りたいですね。

 

 

ところで、エルマー・A・スペリー氏って誰?

 

スペリー氏はエジソンに次ぐ発明家と評されていて、生涯で取得した特許の数は400以上。

発電に関わる多くの工場や会社を、研究施設を創設しています。

食塩から苛性ソーダを生成する方法を開発したのもスペリー氏。

ジャイロコンパス〔gyrocompass〕=転輪羅針儀〔てんりんらしんぎ〕の開発者でもあります。

こう聞けば、「へ~アレか!」なんて思う方も多いのではないでしょうか。

ジャイロコンパスというのは、地球上で使えば、どこに居ても真北を指し示してくれるコンパスです。

そして、ジャイロ機能といえば、スマホにも搭載されている機能です。

難しいことは抜きにしてザックリ言うと、スマホが水平でない状態にあることを感知してしまうため、「寝転んでツムツムができない」(笑)



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* 艀〔はしけ〕とは?

河川や運河などの内陸水路や港湾内で重い貨物を積んで航行するために作られている平底の船舶。

艀の多くはエンジンを積んでいないため自力で航行することはできず、タグボート(トウボート)により牽引あるいは推進されながら航行する。

(出典:Wikipedia)